2021年6月10日木曜日

【失敗例】ボタンホールをリッパ―で破る→前立てを付ける【挽回】

こないだわかりやすいミステイクをしちゃいまして。

半袖シャツを作っていて。
こういうシャツ(↑)

ボタンホールをつくる工程のとき・・・つまり、もう完成目前のタイミングだったのですが。
ボタンホールの箇所に全部ミシンをかけて。リッパ―で穴を空けようとしたとき。

新調したリッパ―が想像以上に切れ味がよく、
ボタンホールの外まで突き破っちゃいました( ̄□ ̄|||)
図↑ オレンジの線の部分が突き破った箇所

しかも一番上のボタンですョ・・・

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ボタンホールの穴をあけるとき、リッパ―で突き破らないように、
まちばりを刺しておいたりしますよネ。私、それ、してなかったンです(;'∀')
いや、これまで使っていたリッパ―は切れ味がさほどよくなく、
まちばりのストッパーなしでもボタンホールの外まで突き破ることはなかったのです。
で、新調したリッパ―は百均の・・・だったから、まさか、そんなに切れ味がよいとは。あなどってました・・・・・・

いや、一番上のボタンって閉じて着ない場合もあるから、ミスしても案外目立たないのかもしれないけど。
と思って、当初は、破れた箇所の上からミシンをかけて、つぎはぎにするので済まそうとしてました。

けどネ・・・やっぱり気になって、気になって。
完成した半そでシャツが思いのほかかわいかったから(生地のチョイスが良かった!)、というのもある。

何とかならんか、と考えて思いついたのは・・・

前立てをつければいいじゃん☆彡

・・・ですっ。

前立てとは・・・
写真ACの画像↑。前立てとは、ボタンホールが空いている長い短冊みたいなパーツです。

で、今回取り上げている半袖シャツは、市販の洋裁本の型紙をもとに作っていたのですが、
そのレシピだと、前立てナシだったのです。
右前身頃の端を三つ折りにした部分にボタンホールをつける構造です。

なので、改めて前立てをつくり、右前身頃につけて、そこにボタンホールを空ける、ということにしました。

その際の手順を、備忘録としてメモ。
右前身頃のボタンホールから端(図↑のブルーの線のところ)をハサミで裁断。
この際、台衿部分は裁断しません。
プルーの線を入れたところを裁断する前に、台衿と、「裁断する部分+前立ての端が入る部分」ぐらいの縫い目を解いておきます(図↑の紫色の部分)。

で、新たに生地から切り出す前立てのサイズや形は、
洋裁本「カジュアルからドレスアップまでのメンズシャツ」(杉本善英/文化出版局)の型紙をもとに、レディースシャツ用サイズにして作っておいた前立ての型紙参考にしました。
その型紙を、今回の半そでシャツ向けにさらにアレンジした点は、前立ての裏側もつけたこと。

図で前立てを簡易的に表現・・・↓

左側が今回のアレンジのもとになっている前立て、右側が今回のためにアレンジして作った前立て。

元々の前立ての型紙では、前立て部分は表側のみで、右前身頃の端っこに被せるものだったのです(つまり前立ての裏側は右前身頃の裏側)。
けど、今回はボタンホールから端っこを切り落としてるので、右前身頃の幅が縮まってます。前立てが右前身頃の表側を覆うのでは幅が足りない可能性があります。
なので、前立ても裏側を付けることで、右前身頃の幅を+しました。
つまり、イエローの線で折って、右前身頃の端に縫い付けます。
※ここで、右前身頃のボタンホールの際~右前身頃の端まで切り落とした理由を。前立てをつけて、そこに改めてボタンホールをつくるので、右前身頃につくったボタンホールを残しておくと、ボタンホール周囲をミシンで縫った部分が分厚くなってしまうと思ったからです。

なお、前立ての幅や縫い代などの実際のサイズは、
アレンジした型紙を半袖シャツにあててみたりして、決めました。
半そでシャツの切り出した部分(ボタンホールの際~右前身頃の端)の幅によって、前立ての幅はどれぐらい必要なのか、変わってきます。場合によっては、元々の前立ての型紙×2(※縫い代を除いて×2)では足りないかもしれません。
そして、前立ての下端の縫い代(図②)は、前身頃の端と同じ位置で折りたたみ、上からミシンで叩けるぐらいの長さが必要。
台衿に挟む上端の縫い代(図①)は、想定より短くなるかもしれません。なぜなら既に台衿にはボタンホールが空けてあるので、縫い代が短くないと台衿に収納できないかもしれないからです。
その他の縫い代(図③④)は、自分が縫いやすいサイズで良いです。

・・・という工程で、前立てを右前身頃端に縫い付けました。
そしてその前立てにボタンホールをつける工程。ミシンでボタンホールの周りを縫い終わったら・・・今回こそは慎重に!リッパ―で穴を空けました。
改めて完成した半そでシャツは、全く違和感ない見た目☆彡 ヨカター

これまでただ数だけこなしてきた感がありますが、シャツをたくさん作ってきたからこそ、思いついたし、チャレンジできたのかもしれません。

なお、この手法は、当初から前立てアリのシャツでボタンホールを破ってしまった際にも使えるのではと思ってマス。

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