「ミセスのスタイルブック」という文化出版局から年4回発売の雑誌。
ファッション誌みたいに、様々な服を着たモデルさんたちの写真がたくさん載っているンですが、
なんとそれらの服の製図も盛りだくさん載ってるョ、という超おトク感ある内容です。
私は2020年秋冬号掲載の製図で服を一着作りました。
それまでスタイルブックは2冊買ったことがあるけど、
スタイルブック掲載の製図をもとに服を作ったのは今回が初めてでした。
では、スタイルブック掲載の製図をもとに服を作った経緯・感想を。
【これまでミセスのスタイルブックをもとに服を作らなかった理由】
それは、
・付録の実物大パターンの服で、実際に作るまでに至るものがなかったから。
さらに、
・製図のみ掲載の服を作る自信や技術がなかったから。
というのも、スタイルブックは「文化式婦人原型」の製図が多いのです。そして私が作りたいと思った服も文化式婦人原型の製図ばかりでした。
「文化式原型成人女子用」だったら、それは手持ちの「誌上・パターン塾」をもとに製図したことがあるからOKなンですが、
「文化式婦人原型」はワカラナイ・・・いや、文化式婦人原型の原型の製図方法もスタイルブックに載ってるンですが。上手いことやれるか自信がなかったのです。
ところで、
文化式婦人原型と文化式原型成人女子用の違いは?
ですが、
めちゃくちゃざっくり言うと、
文化式婦人原型は旧原型と呼ばれたりしていて、
ダーツがないです。ゆったりした服などに向いてるそうです。
文化式原型成人女子用は旧原型の後に出てきたもので、新原型と呼ばれたりしていて、
ダーツがあって、しゅっとした服などに向いてるみたいですョ。
【技術は自信がないままですが、何となくやってみようという気になりました】
ミセスのスタイルブックをはじめて買ってから3年後にようやく(^^;
型紙付き洋裁本や誌上パターン塾をもとに製図した型紙などをもとに、作りたい服を私なりにとことん(?)に作ってきたので、
ここで、難しくてもイイから、たっぷり時間かけて服を作ってもいいかも、という気分になったのです。
【作った服は文化式婦人原型(旧原型)の製図のみ掲載のもの。感想?】
スタイルブックには文化式婦人原型(旧原型)・文化式原型成人女子用(新原型)ともに、原型の製図の仕方が載ってマス。多分、毎号。
こういう感じで。
で、原型の製図については・・・もしかして、新原型よりシンプルかも?!と思いました。
けどネ、その後の工程。作りたい服に合わせて原型を変える製図が・・・手間取った!!
スタイルブックでは服ごとに製図がシンプルに載ってるダケで(付録の実物大パターンの服は作り方が載ってマス)、製図の手順・縫い方の手順の説明はないです。
なので、この線はどう引けばいいンだろう??とか、このパーツはどういう構造になってるンだろう???というのが結構ありました(;゚Д゚)
で、合ってるのかワカラナイけど、とりあえず製図ができた・・・・・・となったけど、
縫う工程ではもっと手間取ったかもです(◎_◎;)
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今回はコートを作りました。
で、過去にもコートを作ったことがあるので、大まかな縫う順番はわかるンですが、
今回のコートは特殊な箇所がいくつかあって、そこの縫い方・縫う順番がワカラナカッタ―ヽ(゚Д゚;)ノ 何回も解いたりしました。
で、そのコートは一応「完成」という状態にはなりましたが、結局今でも正しい縫い方がどうだったのかワカラナイ箇所があります。
少なくとも今年イチ難しかった服だと思います。
私はあまり洋裁技術が進歩していない身ではありますが、
様々な型紙付き洋裁本で服をたくさん作ってきたこと(中にはそこそこの難易度のものもありました)、
そして「誌上・パターン塾」で型紙を引いていろいろ服を作ってきました。
その経験がなければ、
今回のスタイルブックの製図をもとに服を作る際にわからなかったことはもっともっとたくさんあっただろうナ(で、もっと取り返しのつかないミスをしてるンだろうな)、
というのは、作りながら感じました。
なので、スタイルブックの製図のみの服は、洋裁をある程度はしたことがある人向きのレベルなのかナと思いました。
【今回作った服を着てみました】
まあ、着れないこともないのですが。
自分の着ている姿を見て、ココの縫い方甘いネ、という箇所ありますネー
それと、スタイルブック掲載のモデルさんの写真から抱くイメージのものとは・・・うん、違う・・・かナ。
そもそも着ている人の体型が違いすぎるというのもありますがw、
縫い方だけでなく製図の段階でもミスしてる可能性もあります。
でも、作ってて楽しかったです(*´▽`*)
今回作った服を何とか着こなせるようにもなりたいし、気になる箇所が気になりすぎたら縫い直したいとも思います。
【ミセスのスタイルブックのココがスゴイ!】
今まで書いてきたことのまとめみたいになりますが、
何といっても、
・ファッション雑誌みたいにモデルさんの服着用写真がたくさん載ってて、
それらの服の多くの製図が載っていること。
技術があれば、製図をもとにたくさんの服が作れるということですもンね。
型紙付き洋裁本と比べると、作れる服の数が半端なく多いです。
なお、掲載されている服はちょいと年齢層高め寄り?な感じもしますが、
それは生地選びとかでいかようにも変わる気もします。
ほかにもスゴイ点が・・・
・文化式婦人原型と文化式原型成人女子用のそれぞれの原型の描き方が載っている。
・実物大パターン活用術の特集にて、型紙のサイズ調整の方法が載っている
・・・とかかナ。(※毎号以上のことが載っているかはワカラナイので、適宜ご確認くださいネ)
そんなに読み込んではないので、今後、おぉ~☆と思う点がもっと出てくるかもしれません。
とにかく、スタイルブックの新刊発売を楽しみにしてマス♪
こういう服持ってたら、ステキですネ。ちょっと・・・気になってマス。
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