2019年1月18日金曜日

文化学園服飾博物館「華やぐ着物―大正、昭和の模様表現―」を見てきたョ【会期:2019年2月16日まで】

ファッションやデザインなどを学べることで知られる学校を運営している
文化学園の博物館へ行ってきました。
おっきなビルは、文化学園。
交差点「西新宿」から撮影。

「文化学園服飾博物館」は、文化学園のキャンパスが集まる一画にあります。
住所は渋谷区代々木ですが、
新宿駅方面からの人の流れが多い印象です。
辺りは高層ビルがたくさん☆
うらやましくなる立地です。

「文化学園服飾博物館」は、日本では数少ない服飾専門の博物館。
今回の企画展は「華やぐ着物―大正、昭和の模様表現―」
会期:2018年12月20日(木)~3019年2月16日(土)
開館時間:10時~16時半(1月25日・2月8日は19時まで開館)入館は閉館の30分前まで。
休館日:日祝(年末年始休館は、12月29日~1月6日でした)
入館料:一般500円、大高生300円、小中生200円
休館日が日祝、というのがポイントですネ
(美術館・博物館は月曜休館で祝日はオープンしてる場合が多いので)。
また、入館料もお手頃です。

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企画展「華やぐ着物―大正、昭和の模様表現―」では、
大正時代から昭和初期の着物を紹介。
展示室は1階と2階に分かれていて、
それぞれで展示テーマが分かれています。

順路として最初に観る2階展示室には、
刺繍をふんだんにあしらった着物や、
バラを取り入れることで和洋折衷のような文様となっている着物、
直接油絵の具で花や猫が描かれた帯、
世相を反映したような文様の着物など、
様々な着物が展示されています。

油絵の具で牡丹、バラ、ユリが大胆に、色鮮やかに描かれた帯があります。とても魅力的です☆

私は、着物の文様というと、植物や動物がベースとしたお堅い感じのイメージがあったのですが、
なんと、
タイプライターやアメリカの摩天楼の文様の襦袢がありました☆
タイプライターはおっきく描かれているのです。色遣いは灰色などダーク系で、シック。当時近代化を象徴する文様として採用されたもののようです。

男児用の着物で、アメリカのアニメのキャラクター「ポパイ」、グローブ、飛行機などがが描かれたものもありましたョ!
それもポパイとかが結構な大きさで描かれていて、
まるで今の時代キッズ向けの生地でありそうな文様なんです。

また、戦闘機や軍艦などが描かれた男児用着物も展示されてました。戦争柄と呼ばれる文様が男児の着物に用いられた時代があったとのことです・・・。

1階の展示室は、銘仙をメインに紹介
色鮮やかで大胆な文様の銘仙の着物がずらりと並んでました☆

銘仙は、大正時代以降に織られはじめ、
産地は関東地方に集中、
大正後期から昭和初期に普段着として大流行したんだって。

・・・確かに、和モダンとか和のレトロというと、
銘仙の着物の色遣いや柄が思い浮かびますネ!
色遣いは、鮮やかだけど、ちょっと渋い感じの印象。
そして花などがおっきく描かれてたりする。
スキです(*´▽`*)!

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企画展のポスター・チラシに採用されている羽織は銘仙
渦巻文(流水の表現)。きいろ、しろ、みどりの渦・・・私はこのような文様の銘仙を初めて知ったからかもしれませんが、
何か新しい感じがしました。

アール・デコの影響を受けた洋花文様の羽織もあり(企画展のチラシに載ってます)・・・こういう着物、あこがれちゃいますネ。

展示規模は、大きすぎることはないですが、
私の場合、じっくり観るとなるとめちゃくちゃ時間を要するので、
丁度良いボリュームだナ~と思いました。


企画展の会場は撮影不可でしたが、
受付のあたりは写真が撮れました。
 
 この壁画は、文化裁縫女学校(文化学園の前身)が設立された1923年に
フランスのファッション誌に掲載されたアール・デコ時代を代表するファッション画をもとに、
フィレンツェにおいて大理石の象嵌により制作されたもの・・・とのこと。


こういう展示施設って、イスひとつとってもオシャレだネ。

【文化学園服飾博物館】
所在地 東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントンビル
(新宿駅から徒歩圏内。詳細は、博物館HP等をご確認ください)


訪問年月:2019年1月

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