その人の趣味問わず、かなりの割合の人々が目にしたことがあるであろうコチラのデザイン。
府中市美術館の企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」(会期:2022年9月23日~12月4日)では、
アーツ・アンド・クラフツ運動(19世紀のイギリスではじまったデザインの革命運動)の主導者であり、デザイナー、詩人、社会主義思想家、環状保護活動家など多彩な顔をもつウィリアム・モリスが手掛けた作品をはじめ、
アーツ・アンド・クラフツ運動において生まれた作品(壁紙に使われたであろうデザインだけでなく、家具や食器、アクセサリーなど)がずらりと展示されています。
なお、最初の写真、いちご泥棒のアップは、写真撮影可能なオブジェを撮ったものです(作品群は撮影不可)。
とにかくコチラの企画展では、どこかで見たことあるという、きめ細やかなデザインがたくさんありました。・・・果たしてどこで見たことがあるか??というと、雑貨店とか、それこそ手芸店でしょうか。
後日、ユザワヤへ行ったら、確かに販売されてました。
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やはり展示会序盤の、紙や木綿、別珍、ジャガード手織りなどに表現されたデザインがずらりと並んでいた一画に惹かれましたネ。
1800年代のそういった資料が今も十分鑑賞できる状態で保管されていることって、すごいなあと思いました。
企画展の会場の説明書きなどによると、
モリス氏は新婚の家を仲間たちとの共同作業により完成(建物の図面、内装、家具、絵などをそれぞれが担当したりして)させたことが契機となって、
仲間たちとの共同出資による壁面装飾、装飾彫刻、ステンドグラス、金属製品、家具を手掛ける商会を立ち上げます(商会はやがてモリス氏単独経営の「モリス商会」へ)。
モリス氏は「すべての人の生活に美を」というお考えがあったとのこと。
けれど、こだわりを貫くことで難易度の高い染めの技術を実現したが、価格に跳ね返ってしまう・・・といったことも起きたようです。
・・・・・・現在の日本においては、モリス氏のデザインを使ったテキスタイルや壁紙といった品物の価格って、どんな感じなのでしょうね。
ざっとネット検索してみたところ、デザインによりけり、なのかなあ???
まあ、少なくとも生地は、洋裁中の下ぐらいのレベルからずっと抜け出せん私にはもったいなさすぎる価格w あこがれますけどネ。
けど、身近な手芸店に並べられているのだから、庶民にとって遠すぎない存在ではあるのかしら・・・
企画展のポスターやフォトスポットで使われているデザイン「格子垣」(写真↑の一番手前のおうちの柄)。
モリス氏の寝室に使われていたようです。
・・・・・・ステキなデザインだナ~(*´▽`*)と思いましたが、寝室だと落ち着かないかもw(トゲが気になる)。
・・・細やかな洋風のデザインといえば・・・リバティプリントですよね。
リバティ商会もアーツアンドクラフツ運動を語るうえで欠かせない存在とのこと。
リバティプリントもステキなデザインで、街中の手芸店でも並んでますが・・・
・・・・・・今回企画展を観て、私にはとても高価だけど、リバティを買い求める人々が多い理由がちょいと分かった気がする。
企画展のさいごに。
複数種類あるスタンプからひとつ選んで作れる、オリジナルしおり。
あと、
企画展特設ウェブサイトからはブックカバー(4種)をダウンロードできます☆彡
コンビニで印刷しました♪
文庫本だと・・・カバーできそうですね?!
美術館内のソファ。今回の企画展中のみッポイですが、モリスデザインです。
ミュージアムショップでは、モリス関連グッズの特設販売コーナーが設けられてました。
ポストカード、ブックマーク、ブックカバー、ポーチ、日記帳、バッグ、マグネット、クリアファイルなどなど・・・・・・充実してました。
企画展図録のほか、モリス関連の書籍も何種類か並んでました。
館内のカフェ「府中乃森珈琲店」では企画展メニューあり。
おいしそう(^q^)!
そしてクッションかわいー(*´▽`*)
【府中市美術館】
所在地 東京都府中市浅間町1丁目3番地 府中の森公園内
(京王「府中」駅・「東府中」駅から「ちゅうバス」で運賃100円。
徒歩の場合、府中駅・東府中駅から18分程度)
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